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国立民族学博物館で開催された企画展「海のくらしアート展」の会場構成です。
珊瑚や島をイメージさせる展示什器で構成されており、来場者が海の中を回遊するような空間を表現しました。
同企画展では展示什器を再利用することを念頭に空間構成を行うなど、従来型の空間作りから環境にも配慮した空間創りを目指しています。

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<展示について>
日本の西南に隣接する東南アジア島嶼部と、東南に隣接するオセアニアは、世界でもっとも島の数が多い地域です。今から約4000年前、南中国から台湾付近を起源とする人びとが、海を越えて東南アジアの島じまを経てオセアニアの島じまへと拡散しました。言語学的にはオーストロネシア語群を話す人びとの祖先集団と考えられています。その後の歴史の中で、これらの島世界へ移住した人びとは、海のくらしと密接にかかわる多様で独自な文化や精神世界を発展させてきました。 国立民族学博物館には、おもに19世紀後半から20世紀後半にかけて、これらの地域で収集された数多くの収蔵資料があります。今回の企画展では、本館の収蔵資料の中から、東南アジアやオセアニアの島じまにおける海のあるくらしや、装飾やアート性の高い資料を厳選して展示します。島世界へ移住し、適応した人びとの豊かな知恵や技術、そして精神世界をご堪能ください。

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Project Details

Main use :exhibition
Location :osaka
Exhibition area :259㎡
Contructor : pivoto
Photo: LensG
2022