「THE WALL」と題されたインスタレーションは、壁の配置により大小様々な空間をつくりだし、そこに生活のワンシーンを描きだします。 四季によって空間構成が変化し、訪れるたびに違った体験が待ち受けています。古来より生活のエレメントであった“壁”の新たな可能性を見出そうと試みた作品です。
壁とはなんなのか。物理的なものであり、精神的なものでもある。しかし、どちらの壁も超える対象として人々は捉える。その壁の向こうに何があるのか?今見えている風景が一変する様な出来事が待っているかもしれない。その先に見えるものは人によって違う。自分たちの壁を取り払い、その先の世界へと歩みを進めよう。新たな何かを求めて。
SUMMER #002
平面形状は、プロペラ形をしています。
壁の仕上げ材が、横につながる事で大きな壁面となり初回(#001)のレイアウトとは、違った広がりを感じられます。通り抜け可能な開口部が中心に集まる事で、どの部屋からも隣の部屋をかいま見ることができ、開放感のある構成です。