TANADAピースギャラリー
京都駅から電車に揺られること30分。車窓から見える町並みは次第に変化し、電車はのどかな田園風景の広がる駅へと到着する。
そこは、奈良に程近い京田辺市。
駅に降り立ち、徒歩数分のところにTANADAピースギャラリーがある。
決して賑わいがあるとは言えないこの地域で、元教師の夫婦に、ギャラリー・児童図書館・公民館など、人々が集え地域をキャラクタライズできる建築を求められた。
まず、多種多様のプログラムが存在し、老若男女が集う空間を考え始めた。
そのプロセスとして、この施設で展開させたい様々なシーンを想定していった。
壁や床にランダムに展示された絵画や彫刻を眺めている人々。
本を読んだり、鬼ごっこをしたりする子供たち。
その様子を見ながら、井戸端会議をする母親の集団。
のんびりと茶話会を楽しむお年寄り。
ワークショップに取り組む地域の人たち・・・
次に、これら想定したシーンを具現化するため、映像の設計図を描いた。その結果、床に起伏を作ることが、空間に様々なプログラムを発生させ、イメージした幾つものシーンを形にできることに気づいた。
更に、それら生じたプログラムに関して、各々に見合ったボリュームを与えていったところ、それは棚田のような形状へと辿り着いた。
作り手が建築のプログラムを限定せずに作り上げることで、使い手がプログラムを多彩に想像することを可能にする。
その建築での多彩な体験によって地域をキャラクタライズすることへの試みである。
coming soon
TANADA piece gallery
2009
Main use : Gallery
Location : kyoto
Structure : steel structure
Site area : 396.25m2
Building site : 53.39m2
Total flooe area : 53.39m2
Structure design : S3 Ichirou Hashimoto
Contructor :
AMUZA Co.,Ltd
S3 Associates Inc.
Exterior contractor : soto Design
Assistant contructor: pivoto
photo : Kenichi Higuchi